脊柱管狭窄症ってどんな病気・・??
脊柱管は、背骨の後ろ側にある神経が通るトンネルのような管状の空間です。
この空間が何らかの理由で狭くなり、その中を通る神経が圧迫されるとしびれや痛みといった症状を引き起こされてしまいます。
代表的な症状としては、お尻から脚にかけてしびれや痛みを引き起こします。
脊柱管が狭くなる最大の原因は、加齢に伴い背骨が変形したり靭帯が厚くなることにあります。
脊柱管狭窄症は治る病気?
軽症の場合は自然治癒することも多いですが、神経が長期間障害されてしまった場合には、完全に治らないものもあります。
大切なのは「脊柱管狭窄症の完治」よりも「快適な生活を送れるようにする」こと
治療を進めるうえで大切なのは、脊柱管狭窄症そのものを完治させることよりも、どうすれば今後の生活を快適に送れるかという点です。保存療法により日常生活に支障をきたさないようであれば手術をする必要はないですし、趣味などを続けていくことも可能です。
脊柱管狭窄症の治療
まずは薬や運動による「保存療法」から始めるのが基本になります。
保存療法には薬物療法、ブロック療法、運動療法、日常生活の工夫などがあり、これらを組み合わせて治療を行います。保存療法だけで症状が軽快していくことも十分可能です。
同じ治療を3ヵ月続けても改善が見られない場合は、その治療があっていない可能性もあります。漫然と続けるのではなく、しっかりと目的を持って治療を進めていくと良いでしょう。
脊柱管狭窄症の運動療法
運動療法の目的
1脊柱周囲の筋力増強と柔軟性の確保
2下肢筋力増強と柔軟性の確保
3全身持久力向上(歩行を表します)
今回は脊柱管狭窄症の症状を緩和させるためのストレッチをご紹介いたします。
正座から前方に体を伸展し、体前面の筋を伸ばします。
体幹の伸筋群に対するストレッチ
両膝を抱え込むようにして、背部の筋を伸ばす。
一方の下肢を曲げて、もう一方の股関節屈筋群をストレッチする。このとき伸張側の下肢が床面から浮かないように注意する。
一方の下肢の膝裏を両手で固定し、可能な限り挙上してストレッチをします。
最後に
脊柱管狭窄症の症状はその方により様々です。「5分も歩けない」、「痛くて何もやる気がしない」、「夜寝てても痛い」などの辛い症状が伴います。今回はストレッチについてお伝えしましたが、ストレッチだけで完全に改善するのは難しいかもしれません。
辛い症状の方が一人でも改善することを目指し、日々治療にあたっております稲毛の整体師がお伝えしました。
脊柱管狭窄症でお困りの方は、お気軽にご相談ください。