生物が生きていく上で欠かすことができないのが水です。
普段何気なく飲んでいる水ですが、実は意識的に飲むことで、健康への大きな近道となります。みなさん、ぜひこのタイミングでご自身の水飲み習慣を見直してみましょう！
体の６０％は水分でできています
体の中に存在している水のことを「体内水」と呼びます。筋肉の７５～８０％は水分です。皮膚は７０％、骨でさえ約３０％は水分です。その他にも血液、リンパ液、細胞やの間、脳や脊髄などにも体内水は存在します。その体内水が絶えず循環していることで、臓器や筋肉・関節は正常に働くことができるのです。逆に言うと、体内水が循環できない状態になると、それらは正常に働くことができず、私たちの体は不調をきたしてしまいます。そのような不調は、倦怠感、頭痛、便秘、関節痛、うつ症状など多岐にわたります。すなわち、健康の要は体内水にあるのです。
水を飲むことによる１０大メリット
１．代謝が良くなる（ダイエット効果・肥満改善）
２．血液をさらさらに（高脂血症、動脈硬化予防）
３．心臓や血管の若返り（循環器不調による動機、頭痛の解消）
４．心のバランスを保つ（自律神経失調症の改善）
５．消化機能の向上（胃腸の活性化による胃痛や便秘改善）
６．アンチエイジング（シミやしわの予防）
７．冷えの改善（血行促進）
８．脳の活性化（認知機能低下の予防、改善）
９．免疫力向上（ガンや感染症の予防）
１０．関節や筋肉の不調の改善（腰痛、関節痛、足のつりの解消）
水不足チェックシート
□ちょっとしたことで疲れる
□口の中が粘つく
□すぐに目が乾く
□口臭がひどくなった
□味を感じにくくなった
□まぶたや手足の筋肉がピクピクすることが多い。（よくつる）
□微熱が続く
□頭痛が続く
□以前よりも尿が減った。
□甘いものをよく食べるようになった
□口の中が苦いと感じことがある
□肌が荒れている
□肌に色つやがなくなっている
□髪がパサつく
□しみやしわができやすい
□風邪をひきやすい
□何となくいつも体が重い
３個以下・・・水分不足の可能性は低いです。引き続き水飲みを意識しましょう。
４～９個・・・少しずつ慢性的な水分不足に近づいています。要注意です。
１０個以上・・深刻な水分不足の可能性があります。早めに水飲みを習慣にしましょう。
何を、どれだけ、どうやって飲めばいいの？
飲むものはやはり水がベストです。一日に飲む量は体格によって多少ことなりますが、およそ1.5ℓ。正確には、体重（kg）×３０ml 体重50kgの方が1.5ℓとなる計算です。ただし、一度に飲んでも体はうまく処理することはできません。一日の中で７～９回に分けて飲むことが重要となってきます。また、汗を多くかいた時、お酒を飲んだ時などは0.5～1ℓの水を追加で飲むようにしましょう。
食事での食べ物から摂取する水分を含めて、2.5ℓの水が毎日体に取り込まれることで、約１ヶ月で体の中の水分が全て入れ替わることになります。
水飲みプログラム一例
起床時・・・・・180ml
朝食時・・・・・180ml
午前仕事中・・・180ml
昼食時・・・・・180ml
午後仕事中・・・180ml
帰宅前・・・・・180ml
夕食時・・・・・180ml
入浴前・・・・・180ml
就寝1時間前・・180ml
※喉が渇いてからでは遅いです。こまめな水分補給を心掛けましょう！
