[自律神経とは]
自分の意思でコントロールすることができない神経のことです。
例えば
・心臓を動かして血液を全身へと送る
・呼吸をする
・食べ物を消化し栄養素を吸収する
・体温調節をする
これらは全て自律神経の働きによって制御されているものです。
身体の機能を維持するために24時間休みなく働き続けている神経
自律神経は「交感神経」「副交感神経」に分けられます。
交感神経が優位になると
・血管が収縮し、心拍数と血圧が上昇
・体温は高くなり、発汗量が増加
副交感神経が優位になると
・血管がゆるみ、心拍数や血圧が低下
・体温は下がり、発汗量も減る。休息、睡眠に適した状態になる
私たちの身体を車に例えた場合
アクセルの役割をするのが交感神経
ブレーキの役割をするのが副交感神経になります。
両者のバランスが適切に保たれることで初めて、
[自律神経の乱れとは]
交感神経、副交感神経のそれぞれが正しく機能してない状態です。
その主な要因となるのが血流循環の悪化です。
交感神経が過剰に高まると血管が収縮し、血流が悪くなります。
身体的な不調として
・血液が悪循環になることによる肩こり、頭痛、めまいなど。
・内臓機能の低下による便秘や下痢、肌荒れなど挙げられます。
・免疫力が低下して、風邪や感染症にもかかりやすくなります。
精神的不調として
・イライラしやすくなったりやる気が低下したりします。
・不眠や過眠といった睡眠の異常も現れることもあります。
[自律神経の調整]
ちょっとした意識や工夫、
・規則正しい生活を送る。(朝日をしっかり浴びる)
・いつもより15分から30分早起きをする。(心の余裕が生まれます)
・朝起きたらコップ1杯の水を飲む。
・過度なインターネット検索、情報を鵜呑みにしない。(
・39度から40度の15分間入浴。
・適度な運動。(ウォーキングがおすすめ)
・質の良い睡眠。(夕食後3時間空ける)
・深呼吸をする。
自分自身の生活パターンを振り返り、
参考文献
日本武芸社
眠れなくなるほど面白い 自律神経の話